耳よりハンター

食事指導について

自閉症スペクトラムの子どもには、感覚の鋭敏さからキューリの青味が嫌、白い練製品が食べれないなどの食事指導に課題を持つことがあります。著者の古い研修ノートの中に食事指導の進め方があったので紹介します。

残念ながら出典が記録されていないので、原著者には引用申し訳ありません。

QOL(Quality of Life 生活の質)の重視は、世界のコンセンサスであり、自己選択・自己決定の力をつけることが大事です。

◎子どもを観察し、「何が食べたいのか」気持ちを理解することが大切です。

◎継続的接近の原理で指導すると効果的です。

 例:「かけひき」(1回目が決め手です。)

*この繰り返しで、少しずつ慣れさせていく。

*罰でコントロールしてもできないものはできません。

*偏食指導は、小児科学会で間違っていると指摘された。人格がゆがめられるのでしてはならない。

この指導法は、多くの場面に応用の効く指導法です。大人の都合で進めるのではなく、子どもが選択することで、些細なことも自分で決めたことだからやろうとする意欲がでます。子どもに選択させるがポイントになります。

一度この指導法を利用されてはいかがでしょうか。

                                     文責:N

2024年2月14日

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